こぷーの豚小屋

突撃一番ことこぷーが日々の事をつらつらと

北海道日記その3(8月15日)① 函館から八雲町まで

深夜でセブンの駐車場で寝てる豚、トラックのクラクションで起こされる。という最悪の目覚め。時刻は夜中の2時。体温を奪われまくったので震えてたのでセブンで缶コーヒーと追加の煙草を買って身体を温めてました。

 

しかしフェリーの出発は朝5時20分。バイクの積み込みは4時10分から開始なので最低でもまだ2時間は待たなきゃいけない。ここに居ても同しようもないのでさっさとフェリー乗り場まで行ってみることに。

 

バイクを止めると何か建物が見える。何だ?と思ってみると「津軽海峡フェリーターミナル」と。

 

いやここで仮眠してれば問題ないのでは…?と思ってしまったがもう遅い。すでにプチ野宿した後なのである(下見の時点で見つけられなかったくそnoob

 

ターミナルに入った瞬間暖かな空気が。ここが楽園か…!!一回の受付ではキャンセル待ちのバイクの人が。盗み聞きしてた所けっこうキャンセルが多く大丈夫らしい。キャンセルした人には申し訳ないが目の前のおっちゃんがチケット取れたなら良かったと思ってしまった自分が居ました。

 

ターミナルの二階へ。椅子が並べられており人は殆ど居ない。居たとしても殆どの人が寝てる。そういう状態でした。車でフェリー乗る方は多分車で仮眠してたんでしょうね。

 

早速僕も椅子一列を占拠して睡眠に…と思いきやツイッターをしばらくやった後寝ました。自分から睡眠時間を削るアホですねハイ。

 

暫く寝てると何かの叫び声で飛び起きる。周りを見渡すと同じように飛び起きた人がちらほらと眠り眼をこすっていました。声の方向を見ると

 

元気に騒ぎまくる子供3人が

 

うるさいんじゃい!!と思いましたがまあしょうがない。子供ですし…。でも親御さん放置させるのはやめてくれよなあ頼むよぉ~

 

結局その後はねれないまま積み込み時間10分前に。バイク乗りの皆さんはぞろぞろと外に出てバイクの最終チェックとフェリー前までの移動を開始。原付きから大型車まで様々な種類がフェリー前に並ぶ光景は興奮しましたね!!

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他の皆さんは写真取ったり話したりスマホいじったり…と様々でしたが僕はスマホで写真バッシャバッシャ撮ってました。偶然後ろに自分の同型バイクの色違いの方が来て一人で興奮もしてました。

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夜が開ける中今回僕が乗ったフェリー、ブルードルフィン2。かっこいい。

 

さていよいよ乗船時間となり、バイカーの方々が乗り込んでいく。中に入るとフェリー内部の一角にみっちり置かれ、乗組員の方々が素早く紐で倒れないように縛る作業を素早く行っている。さすがプロ。

 

そうしてやっと船内に。津軽海峡フェリーはバイク一台登録すると二等客席(雑魚寝スペース)がついてくるのでそこに荷物を置いてすぐ寝る体制に。3時間という短い間でもしっかり寝なければ北海道で倒れる…!と思いイヤホンを耳に装着し外の音をシャットアウト。

 

さて寝ようと思ったら子供の金切り声がイヤホンを貫通して聞こえてくる。うるさいんじゃい!!!!一人の子の鳴き声でもらい泣きしたのかもう二人ほど泣き出す。ああもう滅茶苦茶だよ…。

あからさまに不機嫌になる不眠バイカー。すでに寝て騒音の発生源となっているくっそいびきが煩いおっさん。スピーカーからのアナウンス。地獄とは正に此処である。

 

そして二等客席がやべえ中出発。登る朝日と相まっていい景色だあ(現実逃避)

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ああ大間のマグロ食べたかったなあと思いながら本州から旅立つ。さよなら本州。

(※ちなみに大間のマグロは築地とかに殆ど持ってかれるので青森の方はあんまり食べる機会がないらしい)

 

 

その後は特に何か起きるわけでもなく結局1時間しか寝れなかった状態で北海道上陸。時刻は午前9時。8月なのに長袖でもちょっぴり寒い。

夜中は気が回らなかったが身体が臭い。超臭い。アカンやつだと思った僕は急いで銭湯を探して直行しました。とにかく着替えて目を覚ましたい。

向かったのは富岡温泉センター

昔ながらの銭湯といった感じで趣がある。眠気を訴えているこの体にピッタリの熱々の温泉(44度)も有り難い。時間があるわけでもないのでさっと身体を洗って牛乳を飲んで出る。ちなみに若干やけどした。

 

本日の目的地である札幌までおおよそ300キロ。当初の予定では洞爺湖まで国道5号線を通って進み、それから高速へ。飛ばせば6時間もかからないで着く距離でした。

しかしやはりお盆のせいか5号線は混み混み。函館から出るのに結構かかりましたね。

 

そして5号線通るときに驚いたのは「函館新道」という道路。国道なのに上限速度100キロというなんじゃこりゃという道があり、そこに札幌ナンバーの方々がビュンビュン突っ込んでいく。なるほど札幌に行くにはこっち使えば良いんだなと入ってみればまあ地獄。

 

北海道の人、くっそ飛ばすんです。

確かに距離もあるからスピード出して早くつこうって気持ちはわかるんです。分かるんですけど早すぎます勘弁してください。急かされて120キロで走ってても追い抜いてくる軽自動車とかお前ベタ踏みやんけ!!

 

しかも自然豊かなおかげか沢山虫が飛んでいる。バイク乗りにとってはそれらはミサイルにも等しい。コガネムシとか甲虫系当たるとくっそ痛い。バイザーあたりに直撃すればバラバラの虫の残骸と体液のせいで見えなくなります。やはりヤバイ(大自然

そんなこんなで飛ばすこと一時間。右を見れば海、左を見れば自然の5号線をゆっくり(80キロ)で運転して小休憩。

バイクをチラチラ見ていた子供にまたがるかい?と言ったら逃げ出され傷心気味になりバイクに戻れば中国人のおっさんがまたがって写真を撮っている。子供がメガシンカしたのかな?とか思ってしまったのは内緒。何勝手に乗ってるんじゃい!!とは言えず写真撮影が終わるまでウジウジしながら煙草吸ってました。

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子供に逃げられた直後の写真。写真取ってる間に中国人のおっさんに愛車を跨がられてました。

 

さて休憩した後運転再開して5号線を走っていました。人工物は少なく、左右には自然ばかり。同じ北海道旅行であろうバイカーの人達にやえーしまくっているとあることに気づきました。この景色、光景…見たことある!!

片側一車線。右側からの追い越し禁止線を無視して追い越ししまくる車やバイク。これはまさしくニコニコ動画にあがっている「世界の交通事情」シリーズのロシアとロシア式追い越し…!!

 

まさかロシアではなく日本で見るとは…やはり北海道は試される大地だ…。(個人の感想です)※危険なので皆さん無謀な追い越しはやめましょう。

 

そうして函館から走ること2時間半。長万部手前の八雲町位でお腹の減った僕は道の駅に入りバイクの給油とお昼ごはんに。中は混み混みで店員さんも大忙しなお店で味噌ラーメンを頼みました。

 

北海道といったら味噌バターラーメン!!と思い味噌ラーメンを頼みバタートッピングをお願いしたところバタートッピングやってないと言われタダの味噌ラーメンになりました。バター、乗せたかったな…。

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野菜たっぷり!!けど麺はインスタントの乾麺のようなので美味しいけどちょっと残念。

 

食べた後は眠くなる。身体が睡眠を欲していますが何としても日が暮れる前に札幌市に入りたい。バイクに跨り続けて固くなった筋肉をほぐしながら、今回の中継地点であり、銀魂の銀さんの木刀でお馴染みの洞爺湖に向かいました。

 

長いので分割します。次は洞爺湖からです。